プログレス21のBOOK3 L8 Read2「NELSON’S GREAT VICTORY」の和訳になります。
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ネルソンの偉大な勝利
ネルソンは彼の国を守るために多くの大戦で戦った。ある戦いで右目を失い、別の戦いでは右腕を失ったにもかかわらず、ナポレオンに脅かされていたイギリスを守るために、ネルソンはまだ、いかなる危険にも立ち向かうつもりであった。
ヨーロッパ大陸を制服したので、ナポレオンは、今やイギリスを侵略することを計画していた。ネルソン提督のもとにあるイギリス海軍だけがナポレオンの脅威からイギリスを守ることが可能であった。スペインとフランスはそれぞれの海軍を統合し(連合艦隊を結成して)、ネルソンを攻撃する準備をしていた。27隻の船からなるネルソンの艦隊は、33隻の船からなる連合艦隊に立ち向かうべく、1805年10月21日、スペインのトラファルガー岬の近くに乗り出した。
ネルソン提督は、敵軍がついに攻撃をしかけてくる気になったのを見て喜んだ。彼自身の船である「ビクトリー号」から、彼は旗を使って全艦隊に向けて以下のメッセージを送った。「イングランドは各員がその義務を尽くすことを期待する」。このメッセージに勇気づけられて、イギリスの水兵たちは敵を攻撃することを熱望した。
激しい戦いが続いておこった。巧みに敵の兵力を分散させて、ネルソンは敵の最も弱いところを攻めた。イギリス軍は、次々と敵船を沈めたり、捕らえたりして、ついに戦いに勝った。戦いが終わったころには、18の敵の船が沈められ、捕らえられた。残りの15隻は言うまでもなく敗北して去った。イギリスの船は一隻も沈められたり、捕らえられたりしなかった。これは、まさに歴史的な勝利で、イギリスを侵略するというナポレオンの計画に終止符を打った。
1805年10月21日はイギリスにとって大いなる喜びの日であったが、また悲しいことに深い悲しみの日でもあった。戦いの最中、ネルソンは敵の銃弾を背中に受けた。彼は船内に運ばれ、死の床に横たわりながら、彼は尋ね続けた。「戦況はどうだ?」。彼の兵士たちが、「勝利は我らが手に!」と言うのを聞くと、ネルソンは小さな声で「神に感謝する。私は任務を果たした。満足だ。」と答え、これらの言葉とともにネルソンはなくなった。
勝利を得たにもかかわらず、悲しみで満たされながら、ネルソンの率いた水兵たちはネルソンの遺体をイギリスに運んだ。彼は今、セント・ポール大聖堂の地下に眠っている。
中高一貫校プログレス21英語 BOOK3 L8Read1和訳