中高一貫校の中学生や高校生は、日々の試験や小テストなどに追われ、忙しい日々を送っており、テストの得点に直結する勉強しかできていないのが実情でしょう。
しかし、最近は大学入試や学校の定期テストでも、現場で考えさせる問題が出題されており、夏休みや勉強の合間に読んでおくと、意外と点数アップにつながるものがあります。
そこで、今回は中高一貫校の中学生、高校生が夏休みや勉強の合間に読んでおくとよい本を紹介します。
今回は、気楽に読めるだけでなく、大学入試などにも役立つ本を主に選びました。将来の受験対策としても活用してください。
英語
まず、英語については「英語のニュアンス図鑑」です。
最近の大学受験や中高一貫校の英語の定期テストでは、長文読解や文法で微妙なニュアンスの違いなどを知っているとそれをヒントに解ける問題や時間が短縮できる問題などが出題されます。
このニュアンス図鑑は、気合を入れて読む必要はなく、勉強の合間に眺めているだけで頭に入るようかわいいイラストでニュアンスの違いがイメージできるようになっています。
勉強になるだけでなく、勉強に疲れた時にニュアンス図鑑のイラストを見るといやされるかもしれませんね。
国語
次に国語ですが、現代文及び小論文対策として紹介したいのが「読むだけ小論文」です。
ここに掲載されているテーマと内容は、現代文はもちろん、英語の長文や日本史、世界史の考えさせる問題の導入としても出題される可能性があります。
総合型選抜の小論文対策としても有効なので、ぜひ一度は読んでおきましょう。
また、古文対策として紹介したいのが「マドンナ古文常識」です。
古文常識は最低限知らないと内容がわからなかったり、時間がかかる問題が出題されることが多いです。マドンナ古文常識はイラストも多く、見ているだけで意外と頭に入ります。
数学
数学は「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください」を読むと数学が社会でどのように使われているのかなどがわかって意外と面白いです。
理科・社会
理科と社会は科目も多いし、選択でとる人ととらない人がいると思いますので、特に苦手意識のある方が読んでおくとよい本を紹介しておきます。
中学入試用の本になりますが、知識をつけるというより、理科や社会を勉強する際の考え方を身につけるのによいです。
勉強法
また、勉強法については、「勉強ベタのための教科書」が本当に役に立ちます。
勉強しているけど成績がなかなか上がらないという場合には、この本を読んで勉強の方法を一度見直すとよいでしょう。
ほとんどの塾講師や家庭教師が自分自身の体験ではわかっているけどうまく言葉にして伝えられていないこと、そうそうそういうことが言いたかったんだよということがこの本には書かれています。
学校のテストに追われて勉強することも大切ですが、時には今回あげたような本を読むことも大切です。難しいことを難しく頭に入れることだけが勉強ではないと思います。
今回紹介したものは比較的緩めの印象がありますが、考えたことのない問題が出題されたときのよりどころや処理スピードという点で実際に点数に違いが出てきます。
気になるものがあれば、ぜひ寝っ転がりながらでもよいので、読んでみてください。