中高一貫校の高校生のための定期テスト対策と勉強法ですが、今回は言語文化(古典)について紹介します。中高一貫校の中学生でも学習する学校もあるかもしれませんので、言語文化や古典文法などが科目にある方は参考にしてください。
なお、言語文化という科目はこれまででいうところの古文、漢文になります。
言語文化(古典)テスト対策~古文
古文読解、全般
古文の学校のテスト対策としては、教科書や学校のプリント以外に教科書ガイドがあると便利です。

教科書ガイドには、本文、全訳、文法の品詞を分解したものすべてが掲載されており、テスト範囲の該当部分を読めば、テストに必要なすべての知識が掲載されています。
高校1年生(中学生)は、言語文化で検索しないとご自身の教科書ガイドが出てこないかもしれないので、注意してください。
高校2年生、3年生は、古典とか古文、漢文で検索して、ご自身の教科書ガイドを購入しましょう。
必ずご自身の学校で使用している教科書を確認して教科書ガイドを購入しましょう。

教科書ガイドには、教科書の表紙がたいてい記載してありますので、書店等で探す際には表紙を必ず確認しましょう。
テスト範囲について、教科書ガイドを参考に、単語の意味や内容をつかむようにしましょう。
可能なら、普段から教科書に書いてある本文をノートに写してその横に教科書ガイドに書いてある内容(単語の意味や品詞、活用など)を写しながら読んでいき、ある程度意味がつかめてきたら、教科書本文をもう一度読むという形で勉強すると、テストについて不安はなくなると思います。
・その横に教科書ガイドの内容を書く。
・教科書本文をもう一度読む。
古文常識、古文単語、古典文法、読解
中高一貫校では、学校の教科書だけでなく、古文常識、古文単語、古典文法を副教材で学習することが多く、当然これらもテスト範囲に含まれます。
以下では自分で勉強する際に参考にするとよい本について紹介します。
古文常識
古文常識については、古文単語集や古典文法の本、古文読解の本などで随時紹介されていることも多いので、古文常識の本については無理に購入する必要はないかもしれません。
ただ、古文読解の際に知っている必要がある知識ではあり、単語集や古典文法の本と一緒だと古文常識についてのところは読まない人が多いので、マドンナ古文常識を読んでおくとイメージがつかめると思います。

マドンナ古文常識は、イラストや絵が多いので絵本や漫画を読む感じで読めます。勉強というより、勉強に疲れた時に眺める程度でも具体的なイメージがつかめるので良いです。
古文単語
古文単語は学校指定のものがあれば、それをやってください。中高一貫校だと古文単語330を使っている学校が多いのではないかと思います。
古文単語330は、下記に小テストのリンクをはっておくので、必要に応じて活用してください。
古典文法
古典文法はおそらく中高一貫校なら学校で指定されている文法書があると思います。それをしっかりやりましょう。
学校で指定されている文法書がない場合はただよびを見ておくとよいです。文法書がある場合も1回10分程度なので、ぜひ見ておくことをおすすめします。
気軽に見るだけでも必要に応じて重要なことは何度も繰り返してくれているので、見ているうちにいつのまにか必要な知識が頭に入ります。
なお、文法書はただよびを見れば、無理に買う必要はありません。
読解
初見の文章が出る学校や模試対策として読解をやっておきたいという方は、「古文読解多読トレーニング」をやっておくとよいでしょう。
一冊逆転シリーズはほかにもありますが、古文は特におすすめです。
また、問題の読み方や解き方のポイントを押さえておきたいのであれば、「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」を一読しておくと初見の問題に対しての対策もわかるので安心です。
おそらく、テスト前は、教科書の文章と単語、文法でいっぱいいっぱいだと思いますので、読解の問題集や参考書は余裕があるときに読んでおくとよいでしょう。
言語文化(古典)テスト対策~漢文
漢文のテスト勉強にかけられる時間はそれほどないと思うので、漢文については教科書ガイドを見ながらテスト範囲を何度も音読してください。
高校1年生(中学生)は、言語文化で検索しないとご自身の教科書ガイドが出てこないかもしれないので、注意してください。古典=古文+漢文という表記なので、古典編とあれば、たいてい漢文も入っています。
高校2年生、3年生は、古典とか古文、漢文で検索するか本屋さんで探して、ご自身の教科書ガイドを購入しましょう。こちらは古典とあっても古文編と漢文編は別冊であることが多いです。
必ずご自身の学校で使用している教科書を確認して教科書ガイドを購入しましょう。

漢文は内容(どんなお話なのか)を教科書ガイドで確認した後で、教科書ガイドにある本文(書き下し文)を見ながら何回も音読することで、テストに必要な範囲を頭に入れることができます。古文のように本文をノートに書くよりも教科書ガイドの本文の音読を何回も繰り返しましょう。
なお、句法などがわからないときのために参考書として三羽邦美の漢文教室が手元にあると安心です。学校のテストについては教科書ガイドのみで大丈夫ですが、念のため紹介はしておきます。
最後に
教科書ガイドは少し高いのですが、あらかじめ購入しておくとテスト前にあわてなくてすみますし、学校の予習、復習などでも使えます。
また、学校の先生の板書スピードが速くて書ききれない場合も、教科書ガイドを見ればたいてい載っていますので、授業の内容に集中することもできます。ご自身の教科書の教科書ガイドは必ず購入してテストに臨みましょう。
あとは、学校の小テスト、プリントはテストを出す側がここから出るよと言ってくれているものであり、受験で例えればほぼ問題漏洩に近い状態のものを出してくれているわけですから、しっかりととっておいて、テスト前にもう一度見直すようにしましょう。

高校生はいろいろと忙しく、言語文化(古典)の勉強にそんなに時間を割けないことは、学校の先生もわかっています。プリントや小テスト、提出課題も何とか点数を取らせたい、取れなかったとしても平常点をプラスしてあげられるならあげたいという思いから出していることが多いので、それらはしっかりとテスト前にはやるようにしましょう。