中高一貫校の中学生の定期テスト対策と勉強法の社会ということで、今回は中高一貫校の中学生を対象に社会の定期テスト対策の勉強法や問題集を紹介します。
中高一貫校の場合、生徒さんのレベルが高いことが多いので、まずは平均点以上をとるのが1つの目標になります。
そのため、ここでは平均点以上をとるということを最優先とし、その上で、それ以上の点数(80点以上目安)をとる方法についても紹介していきます。
なお、中高一貫校の場合、中学の2~3年間で「歴史」/「地理⇒公民」というように授業が進む学校が多いです。そこで、今回は、歴史、地理、公民それぞれについて紹介します。
中高一貫校のテスト対策と勉強法~歴史
歴史については、人物や用語を意識しながら流れをつかむことが重要です。
学校の授業の予習復習時に「改訂版 中学歴史が面白いほどわかる本」を読んで理解を深めておきましょう。
といっても、実際のところ、歴史については、おそらく学校の授業をきちんと受けていればいい方で、テスト期間になってから「さてどうしよう・・・」という方がほとんどでしょう。
また、中高一貫校では、定期テストの点数はもちろん、普段の授業の姿勢、学校でやったプリントや小テスト、ノートや学校指定の問題集などの提出物も内部進学の評価の対象とされます。
そのため、テストの点数さえよければそれでOKというわけにはいかないのが現状です。
しかし、学校のプリントや学校指定の問題集があるということは、「そこから出しますから、ちゃんと勉強しておいてくださいね!」と学校がわざわざ出すところを教えてくれているわけです。
なので、まずはそうした学校でやったプリントや小テスト、ノートや学校指定の問題集などの提出物をしっかりとやることが定期テスト対策としては有効です。
順番としては以下の順でやりましょう。
2 プリント、小テスト、学校指定の問題集を覚える。
3 覚えたかどうかを自分で確認する。
ここまでで平均点以上(60点~70点目安)はとれます。
その上で、余裕がある場合には、「4 学校の教科書対応の問題集(教科書ワークなど)」をやれば、80点以上はとれるでしょう。
※教科書ワークは学校の教科書に対応したものをやりましょう。
なお、中高一貫校によっては、近現代史などについて、高校1年の範囲である歴史総合を授業やテスト範囲に含める学校もあります。歴史総合の範囲になると覚える内容も少し増えるので、以下の動画などで考え方を理解しておきましょう。
歴史総合はテスト範囲について、テスト対策の動画を視聴するだけで十分だと思います。
中高一貫校 定期テスト対策と勉強法 地理
テスト対策としては、地理についても歴史と同じく、学校の小テスト、プリント、課題からやることが最優先であることは同じです。
しかし、地理の場合には、出てきた地名など(山脈とか川とかも含む)を地図帳で確認するという作業がさらに必要になります。正直面倒くさいので、1人ではなかなかできないです。
家庭教師や塾の先生に一緒にやってもらうか、寝る直前に「地図帳タイム」のようなものを作って地図帳を開く習慣づけをするとよいでしょう。
あとは歴史と一緒で、以下の順で1~4をしっかりと繰り返しやりましょう。
2 プリント、小テスト、学校指定の問題集を覚える。
3 地図帳を確認する。
4 覚えたかどうかを自分で確認する。
※教科書ワークは学校の教科書に対応したものをやりましょう。
勉強しているけどあまり点数が伸びない場合には、時間のある時(テストが返却された直後など)に、中学地理が面白いほどわかる本を読むと断片的に覚えた知識がつながってくると思うので、おすすめです。
なお、中高一貫校の中には、一部高校地理(地理総合)の範囲などもプリントなどで授業でやり、テストで出題してくる学校もあります。
地理は暗記中心になりがちですが、地形や気候はなぜそうなるかを理解しておくと暗記の際に役立ちます。以下の動画を参考に仕組みを理解しておきましょう。
中高一貫校 定期テスト対策と勉強法 公民
公民は大学受験でいうと現代社会、政治経済、倫理といった分野になります。
新課程では公共という科目(大学受験)になります。
テスト対策としては、公民についても歴史や地理と同じく、学校の小テスト、プリント、課題からやることが最優先であることは同じですが、公民については、歴史や地理のように教科書ワークをやるのはやや負担が大きいので、学校の小テスト、プリントをしっかりやっておけば十分です。
プリントなどがない方は、ズバリよく出る問題集で出たところだけ覚えるようにしましょう。時間がなければ答えを見て問題集に書き込んで覚えるでよいです。
※ズバリよく出る問題集は学校の教科書に対応したものをやりましょう。
余裕がある方は(ほとんどいないと思いますが)、「改訂版 中学公民が面白いほどわかる本」を読んで、具体的なイメージをつかんでおくとよりよいでしょう。
なお、学校によっては、中学で学習する公民と高校生の範囲である公共をまとめてやるところも今後は増えてくる可能性があります。
公共になると公民より範囲が広いので、「高校の公共が1冊でしっかりわかる本」で、広く浅く知識を押さえておくとよいでしょう。
中高一貫校 歴史・地理・公民おすすめ参考書
中高一貫校の定期テストでは最近考える問題なども出題されていますが、社会はただでさえやることが多いのに考える問題についてもしっかりと対策をしようとするとかなり負担が重くなります。
とはいえ、全く何もしないのも不安かもしれませんので、中学入試の教材ではありますが「くらべてわかるできる子図鑑」を夏休みなど比較的時間のある時に読むとよいでしょう。
考える力が身につきますし、何より気軽に読めるのでおススメです。
まとめ
中高一貫校の社会のテスト対策ということで、歴史、地理、公民と科目別に対策を記載しました。
現実的には、社会については、テスト前にあわてて対策するという場合がほとんどだと思います。
テスト前に学校の出すプリント、小テスト、課題をしっかりやれば平均点以上はとれます。
最低限、学校が出したプリントなどをその都度ファイリングしておいて、テスト前に探さなくてもよい状態にしておくようにしましょう。
月並みですが、テスト前日でもあきらめなければなんとかなります。テストの翌日には忘れてもよいので、量が多くて泣きそうになりながらでも頑張りましょう!
なお、他の科目については、以下も参考にしてみてください。