都立高校、県立高校入試対策のおすすめ問題集と勉強法の社会ということで、今回は過去問をやる前にやっておいたほうがよいおすすめ問題集や参考書(知識確認)や過去問の使い方をはじめとする効果的な勉強法を紹介します。
知識確認のためのおすすめ問題集と参考書
都立高校や県立高校における入試の社会は地理、歴史、公民という分野があり、それぞれについて学習すべきボリュームがかなりあります。
また、地理、歴史、公民の各分野にまたがる横断的な問題や総合的な問題も出題されます。
そのため、過去問をやる前に知識を確認、補充しておくことが重要です。
しかし、地理、歴史、公民それぞれについて別々の問題集を各1冊やっている時間は正直ありませんし、また、時間以前にそのような気力もないでしょう。
そこで、まずは「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集」で地理、歴史、公民の各分野について知識の確認をしましょう。
この問題集は1冊で、地理、歴史、公民についてポイントが整理されているページと問題演習のページがあり、巻末には融合問題もあるので、過去問をやる前に知識を整理するにはおすすめです。
できなかった問題は、その場で覚えるつもりで赤ペンで答えを書いて、問題と解説をもう一度読み、必要な知識はその場でぶつぶついいながら覚えてしまいましょう(後で覚えようはNG)。
1通り問題を解いて解説を読んだら、過去問に取りかかりましょう。
問題を解いてみて、苦手なテーマ、分野があり、イメージがつかめない場合には、「面白いほどわかる本シリーズ」で知識を再度確認しておきましょう。
都立高校、県立高校のおすすめ過去問集と勉強法
都立入試、県立入試対策としては、これまで入試対策模試を受けていると思いますが、模試は過去問ほど練られていませんので、模試の復習は余裕がなければさらっと解説読むくらいでも大丈夫です。
他方で、過去問は最低3年分はやりましょう。できれば5年分やってください。
過去問解説は声の教育社のものが一番くわしいので、声の教育社版がある都道府県については、そちらを購入するとよいです。
過去問を解く際には、今ある知識で問題文をしっかりと読んで、わからない問題でも一生懸命考えて自分なりの答えを出してから解説を読むようにしてください。
知識に自信がない場合はさきほどの「きちんとこれだけ公立高校入試対策問題集」で知識を確認、補充してから取り組みましょう。
最近の都立高校や県立高校の入試問題は覚えているかいないかを試す問題ではなく、一定の知識があることを前提にその場で考えさせる問題が出題されています。
そして、このような考えさせる問題は、問題を読んで受験生にどのように考えさせるかについてある程度パターンが決まっています。
そのパターンを見極めるのに過去問を使うようにしましょう。
考えさせる問題は、問題文をよく読めばヒント(あるいは答え)が書いてあり、そこを一生懸命探して適切な解答をすれば得点がもらえるのですから、ある意味おいしい問題ともいえます。
過去問を使って、問題文の読み方のコツをマスターしましょう!
まとめ
・よくわからないところは面白いほどわかる本を読む
・年度別過去問を使って出題パターンをつかむ
・模試の復習は余裕がなければさらっとでよい。
社会は分量が多いので、何のためにこの問題集をやっているのかを考えながら進めること、やることを絞って同じものを繰り返すことが重要です。
先ほど紹介した「きちんとこれだけ問題集」「年度別過去問」は、違う形式ですが、結果的に都立高校、県立高校に必要な問題を解くことになるため、効率的に学習することができます。
なお、学習塾では都立高校や県立高校入試対策のための塾専用教材などを使用しているところもありますが、今回は個人で入手できるものを紹介いたしました。
いろいろ勉強法で悩むより、社会は勉強してしまった方が早いです。
勉強の際には以下のことを心がけながら頑張ってください。
・問われていることの意味を考えること
・その場で覚えるつもりで覚えること
・字を大きく書く、ぶつぶつ言いながら覚えると効果的
見せかけの量に圧倒されずに先ほど紹介した問題集をしっかりやるようにしてください。
社会はまだまだ点数伸びます。
最後まであきらめずに泣きそうになりながらでも頑張りましょう。
他の科目については、以下の記事も参考にしてみてください。