都立高校、県立高校入試の国語の対策と勉強法ということですが、学校の定期テストと入試の違いとして、学校の定期テストは一度は読んだことのある文章から原則として出題されるのに対し、入試は初めての文章を読んで時間内に処理しなければいけないという点があります。
そのため、入試対策としては学校の定期テスト対策とは異なる対策をする必要があります。
そこで、今回は過去問をやる前にやっておいたほうがよいおすすめ問題集や過去問の使い方をはじめとする都立高校、県立高校入試対策のための効果的な勉強法を紹介します。
おすすめ問題集と勉強法~知識習得編
まず、学校の定期テスト対策はテスト前だけでもしっかりとやるようにしましょう。
文章を読んで問いに答えるという点は、入試も学校の定期テストも同じです。
ただ、他の科目に比べてそれほど時間をかける必要はないので、薄めの問題集である中間期末の攻略本をやっておけば十分でしょう。
※必ず学校の教科書に対応したものを購入してください。
中1、中2であまり勉強してこなかった方は、他の科目と異なり、中1、中2の復習はしなくてよいです。
目の前の定期テスト対策以外は、入試対策問題集や過去問を解くことに時間を使いましょう。
おすすめ問題集と勉強法~問題演習編
都立高校や県立高校の入試では、漢字、現代文の読解、古典が主に出題されます(記述があるところもあります)。
文法など知識面で不安がある方は、過去問に取り組む前にきちんとこれだけ公立高校入試対策問題集で基本的知識を押さえておきましょう。
都立高校、県立高校のおすすめ過去問集と勉強法
都立入試、県立入試対策としては、これまで入試対策模試を受けていると思いますが、模試は過去問ほど練られていませんので、模試の復習は余裕がなければさらっと解説読むくらいでも大丈夫です。
他方で、過去問は最低3年分はやりましょう。できれば5年分やってください。
過去問解説は声の教育社のものが一番くわしいので、声の教育社版がある都道府県については、そちらを購入するとよいです。
過去問を解く際には、時間を図って解き、解説を読み、なぜそうなるのか考える。間違えた問題は、自分が選んだ肢と正解の肢について、どう読めば正解したのかを考えておくことが重要です。
また、2つまで絞れたけど、そこから間違えたということも入試問題ではよくあります。
悩ましい肢については、以下のように処理すると決めておくとよいでしょう。
・問題文に書いてあることと違うことが書いてあれば×
・問題文に書いてないことは×
・迷った場合は、最初に自分が選んだ方にマークする
国語は読解力が同じでも過去問の選択肢の傾向をつかんでおくかおかないかで点数に差が出ます。
過去問を使って「文章をどう読んで、その正解の肢にたどりつくのか」「なぜその答えなのか聞かれたときに説明できるか(本文に書いてある、本文に書いてないなど)」を考えて、迷った時により高い確率で正解を選べる訓練をしておきましょう。
まとめ
・年度別過去問を使って出題パターンをつかむ。
・迷った時の処理手順を決めておく。
・模試の復習は余裕がなければさらっとでよい。
国語にはそれほど時間をかけないと割り切ることも大切です。やることを最低限に絞って、残りの時間は他の科目にあてるようにしましょう。
他の科目については、以下の記事も参考にしてみてください。