中高一貫校の高校の世界史探究は、ただでさえ、範囲が広く、やらなきゃいけないことはわかっちゃいるけどなかなか進まないというのが現状かと思われます。
また、世界史探究という新しい科目になり、共通テストでも世界史探究という科目で出題される以上、学校の定期テストでも、基本的知識があることを前提に考えさせる問題が多く出題され、さらに学習時間を費やさないと対処できないかもしれません。
そこで、今回は中高一貫校高校生のための世界史探究の定期テスト対策と勉強法を紹介します。
世界史探究はやることも多く、中間期末テストの範囲も広いことが予想されるので、早め早めの対策をしていきましょう。
中間期末テスト1週間前まで
最低限これだけはやっておくこと
中間期末テストの1週間前からは、覚える作業が中心となりますので、その前に一度は学校の授業でやった内容をノートやプリントで見直しておきましょう。
ただ、学校の授業があまりにもつまらなすぎて何をいっているかわからない場合、プリントやノートを見てもチンプンカンプンかもしれません。
そのような方は、学校の予習や復習として、テスト範囲の「Try ITの世界史」動画を見ておくとよいでしょう。全部見ると少し長いという方は2倍速にしてみるか、授業を担当している講師の共通テスト対策本(きめる!共通テスト歴史総合+世界史探究)を読むと理解が深まると思います。
「きめる!共通テスト歴史総合+世界史探究」はページ数が多いですが、文字も大きく、地図もふんだんに入っているので、気軽に読めると思います。時間に余裕がある場合は、動画を見た後に、動画で出てきた用語などを一問一答や用語集で、確認しておくとよいでしょう。
用語集は学校指定の用語集や「時代と流れで覚える!世界史B用語」を使うとよいでしょう。
・きめる!共通テスト!歴史総合・世界史探究を読む
・用語集で重要語句を確認する
もう少し余裕がある場合
もう少し余裕がある場合には、学校のプリントがあればそれを確認しておきましょう。
「最新世界史図説タペストリー」で同時代の横の勢力や地図、写真などを確認しておくと完璧です。動画や授業の復習の際に該当の箇所を眺めるだけでもかなり効果があります。
さらに、学校のテストが、教科書からよく出題される場合には、教科書の重要なキーワードはマークしておきましょう。
一問一答で確認した用語や書き込み教科書の空欄部分に該当する用語について、教科書に蛍光ペンで線を引く形で学習するとよいでしょう。
中間期末テスト直前対策(1週間前になったら)
直前(1週間前)にまずやること
学校の提出課題や定期テスト対策プリントがあれば、まずそれをやりましょう。
また、さきほど紹介した「時代と流れで覚える!世界史B用語」、キーワードをマークした教科書があれば、もう一度確認しましょう。
一度ではなかなか覚えられないかもしれませんが、根気よく短期間で何度も繰り返すことが重要です。さきほどの動画の先生の真似をして自分なりに説明してみるのもかなり頭に入ると思います。
「Try ITの世界史」動画をまだ見てない方はテスト範囲のガイダンスだけでも見ておいてください。短時間で流れをつかむことができます。
また、記述問題について出題するところが事前に発表されている場合は、教科書などを見てまとめておくことも大切です。
地図が絡む問題については、都市の位置なども教科書やタペストリーで確認するくせをつけてください。
学校の定期テスト対策プリントや学校指定のノートだけで定期テストに対応できそうな場合は、それだけを前日に丸暗記するのも1つの方法です。テストが終わったら忘れてもよいです(笑)。
・問題集で、問われ方やよく問われるところを確認する。
・教科書(やプリント)で重要な用語は、すらすらいえるようにしておく。
・地図(都市の地名と場所)や写真はタペストリーや教科書でもう一度確認する。
・「Try ITの世界史」動画のガイダンスだけでも見ておく。
世界史に特に苦手意識のある方
本当に世界史が苦手な方は、テスト範囲について先ほど紹介した上記の動画講座を見て(倍速でもOK)、見た直後に「きめる!共通テスト!歴史総合・世界史探究」を読むと世界史の流れが頭にしみこんでいく体験ができると思います。
テスト勉強では何度も同じ内容を繰り返すことが重要です。Tryの動画講座の講師は非常に説明がわかりやすく、その講師が書いた本が「きめる!共通テスト!歴史総合・世界史探究」なので、学習した内容を頭にしみこませることができます。
世界史探究を得意科目にしたい方、大学受験でも選択する方
世界史探究を得意科目にしたい方や大学受験でも選択する方は、東大の世界史の解説部分だけでも読んでおくと知識に深みが出て、高得点が狙えます。問題は解いた方がよいですが、解説だけ読んでも意味が分かるので、定期テスト対策としては、問題解かずに(あるいは一読して)いきなり解説読むだけでも十分です。
東大の世界史だと少しハードルが高いという方は、「実力をつける世界史100」の解説だけでも読んでおくとよいでしょう。
最後に
世界史探究という科目になっても、学校で習ったところを中心に教科書、タペストリーなどで基本的知識を押さえておけば、中間期末テスト対策としては十分です。
高校生はやることが多いと思いますし、世界史探究を受験科目にする方と学校のテストだけ乗り切ればよい方では対策の仕方も違うと思いますが、自分の目標点数に応じて計画を立てて(あるいは泣きながら一夜漬けで覚えるなどして)中間期末テストを乗り切ってください。
日本史探究や言語文化(古典)の定期テスト対策については、下記も参考にしてください。