プログレス21のBOOK３ L７Read２「THE UNION JACK」の和訳になります。
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ユニオンジャック
国旗を掲げる、または「旗の色を見せる」ことは、戦争時だけでなく、平和な時代にも、とてもありふれたことになった。特にワールドカップやオリンピックのようなスポーツイベントでは。国旗の色やデザインは、その国の国土や国民や歴史を象徴している。
白地に真っ赤な朝日が描かれた日本の「日の丸」は、世界で最もシンプルな国旗の一つである。一方で、アメリカの国旗はとても複雑だ。それ（アメリカの国旗）は、紅白の13本の横縞があり、それは最初の13の植民地を表わしている。そして、青地にある50個の白い星は今日のアメリ力の50州を表わしている。
トムが競技場に入ったときに見た旗は、イングランドの旗で、白地に聖ジョージの赤い十字が描かれたものであった。スコットランドにもまた独自の旗、聖アンドリューの十字の旗がある。それは青地にⅩの形の白い十字架である。ある古い伝説によると、戦いで大きな勝利を収める前の夜、聖アンドリューがスコットランドの英雄のもとに現れたということだ。
1603年、イングランド王ジェームズ1世となったスコットランドのジェームズ6世は、この二つの旗を一つに合わせ、最初のユニオンフラッグを作った。彼は聖アンドリューの十字の上に聖ジョージの十字を重ねた。しかしながら、スコットランドの人たちの中にはこの旗が嫌だと言う人々もいて、聖ジョージの十字の上に、聖アンドリューの十字を重ねて自分たちの旗を作った。
（そして）ついに、1801年、アイルランドがグレートブリテン（イングランド、スコットランド、ウェールズから成る）に統合されたときに、Xの形をした聖パトリックの赤い十字がユニオンフラッグに加えられた。（あなたが目にする）英国政府の建物に翻っている旗は、イングランドの旗ではない。それはグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国（UK）の旗であり、よりシンプルにいうと「ユニオンジャック」なのである。
本文、Read１については以下を参照してください。
中高一貫校プログレス21英語 BOOK３ L７Read１和訳
