ほとんどの中高一貫校では、中学3年生になると中学校で学習する範囲は終了し、高校の範囲(数学ⅠA、学校によっては数学Ⅱも)に入ります。
そこで、今回は中高一貫校中学3年生の定期テスト対策と勉強法ということで、高校の範囲(数学ⅠA、学校によっては数学ⅡBも)について参考にするとよい参考書、問題集などを紹介します。
中学3年生になったが、まだ高校の範囲に入っていないという方は、下記の記事も参考にしてみてください。
定期テスト前に最優先でやるべきこととは
中高一貫校では、定期テスト前に試験対策プリントを配ってくれるところが多いです。
そのような試験対策プリントは、これまでの授業の復習や学校の教科書、問題集の必須問題が掲載されています。
まずは、この試験対策プリントについて、しっかり解くようにしましょう。
できなかった問題は、できればその日のうちに(答えを覚えていてもよいので)もう一度解いて、自力でできるようになった状態でその日の数学の勉強を終わらせることが大切です。
できた問題は、2回目もできることがほとんどなので、試験前日に解き方を再度確認する程度でよいでしょう。
また、学校の提出課題(教科書、問題集)が出ている場合には、そちらをしっかりやれば、最低限の点数はとれます。
逆に提出課題は出さないと平常点がかなり下がります。テスト勉強にもなるので、提出課題はしっかりと出すようにしましょう。
数学は積み重ねが大事なので、中1、中2でさぼってしまって課題を一人でやるのは難しいという方は、個別指導塾などに頼るのもありかもしれません。
中高一貫校中学3年生おすすめ参考書・問題集
おすすめ参考書
試験前は学校のプリントや課題でいっぱいいっぱいかと思います。
なので、参考書は過去に学習した単元を忘れていたり、さぼったりしていて前提知識がなくてわからないときのために使いましょう。
やさしい高校数学(数学ⅠA)、やさしい中学数学が手元にあると安心です。
この本は2人の生徒が先生に質問する形の対話形式で書かれています。
また片方の生徒が問題を解く過程でよくやりがちなお約束(笑)の間違いをしてくれるので、自分が間違った解き方をしているときになぜその考え方が間違っているのかを確認するのに非常に役に立ちます。
おすすめ問題集
次に、学校のプリントや宿題をやる際には、チャート式の例題を辞書代わりに使うとよいです。
学校の先生の解説や板書が早くてノートを取りきることができず、プリントにある問題の解き方がわからない場合でも、チャート式に似たような例題は必ずといっていいほどあります。その解き方をまねすれば解けない問題はほぼありません。
また、テスト前に問題演習を増やしたい場合や、基本的な問題で理解度を試したい場合にもチャート式はおすすめです。
チャート式は白⇒黄色⇒青⇒赤の順で難しくなっていきますが、たいていの中高一貫校では青チャートが指定されていることが多いので、まずは、青チャートの基本例題をしっかりできるようにしましょう。
体系数学3を学校が使っている場合、数学Ⅱの範囲も後半には入ってくるので、体系数学3を使っている場合には、青チャートの数学ⅠAと数学Ⅱが手元にあると安心です。
チャート式は、書籍の下記のページの所定のところからアクセスすると、例題について動画も無料で見られるので、おすすめです。
動画もだいたい1つ10分以内なので、それほど負担はありません。
青チャートは重要例題など難しい問題も多いのですが、動画は電子黒板でわかりやすく解説しており、本に書いてある解説を読んだだけではわからない方でも解説を見ると内容が頭に入るようになっています。
実際、私も動画を見て教え方などを参考にしています。
これまで学校を休んだり、テスト勉強をさぼったりしていてわからない分野がある場合は、テスト期間に入る前に一度はテスト範囲の分野の基本的な問題の解き方を確認しておくようにしてください。
一人でやるのが厳しい場合には、個別指導塾などを検討するのもありかもしれません。
・重要例題など難しい問題は先に動画を見る。
・最終的には例題を自力で解けるようにすることが大切。
・学校課題を解く際の辞書代わりに青チャートを使ってもよい。
・一人でやるのが厳しい場合は、個別指導塾などで面倒を見てもらうのもあり
まとめ
中高一貫校では、数学はかなりのハイペースで授業が進むことが多いので、できれば毎日その日の復習をすることが大切です。
正直疲れていて、数学の問題を解きたくない日もあると思います。そんな日でも今のうちから青チャートの動画だけは毎日1問分見ると決めてそれだけ見るだけでも高校生になる頃にはかなり実力がつきます。
他の科目についても、よかったら参考にしてみてください。