プロ家庭教師の教え方

プロの家庭教師もいろいろいますので、一概には言えませんが、ここでは私が面倒を見ている生徒さんを例にして、プロ家庭教師の教え方というかどこまで面倒見るかを紹介したいと思います。

私以上にやっている方ももちろんいらっしゃると思いますので、あくまで一例として参考にしていただければと思います。

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プロ家庭教師やること1~中間期末テスト直前対策

まず、テスト範囲が発表されたら、少しでも点数が取れるように優先順位をつけてやることを整理してあげます。
中高一貫校の場合、テスト範囲は膨大なので、自宅学習も含めてめげないようにお子さんのタイプに合わせてやることを決めます。

・暗記が苦手な子は1人でアウトプットできないので、暗記する時間をとって小テスト
・長い問題文を読むのが苦手な子には、長い問題文を読ませてできたところをほめる
・計算力が弱い子には計算練習から
・基礎力がなく、試験までに全部終わらない場合は、今回はやらなくてよい問題(捨てる問題)を指示し、できる問題を確実にさせる

というように、まずは今の実力に合わせてできるはずの問題を落とさない+自信を持たせることを最優先にしています。
テストでは実力以上の点数は取れないので、実力をつけるのは普段の学習指導でやり、テスト前はお子さんの不安を取り除いてあげてなるべく自分で考えて勉強させるように心がけています。

勉強して試験を受けるのはお子さんなので、お子さん自身に

「あとこんなにやることあるからもう無理・・」

→「これだけやったのだからやったところは点数をとれるようにしよう」

と思ってもらえるようにしています。

なお、平常点に加算される提出課題が出ていないかも確認し、まだやっていない場合には、そちらを最優先でやらせるようにしています。中高一貫校の場合、テストの点数よりも平常点がかなり重視されるところも多いからです。

プロ家庭教師やることその2~プリント宿題対策

中高一貫校では、普段の学校の宿題(プリント)はもちろん、春休み、夏休み、冬休みなど長期の休みの際に、プリントやテキストなどの宿題がかなり出ます毎日コツコツやらないと終わらない分量であり、前日どころか直前1週間でもややきつい量だと思ってもらったほうが良いです。
また、量が多いのでお子さんによってはどこまでやってあとどのくらい残っているのか、もらったプリントが机のあっちやこっちにあって提出する必要があるものと提出する必要はない(けど休み明けに試験をする)ものがわからなくなっている場合もあります。
なので、宿題については

・提出する必要があるものとないもの
・提出する必要があるものはいつまでに提出するのか
・提出する必要がなくても休み明けの試験で出題されるもの
・余裕があるお子さんの学力向上のために学校があえて出しているもの

を見極め、整理して課題の提出漏れがないように気を付けています。

なお、中学生や高校生が1人で考えるのは難しい宿題(レポートなど)が出されることも少なくありませんが、そういう宿題についても学校がそのような課題を出した意図(たいていプリントに書いてあります)を考慮し、なるべく自分で考えさせ、本当に分からない場合にはヒントを出してもう一度考えさせるようにしています。

プロ家庭教師やることその3~教育コンサルタント的視点でのアドバイス

普段から自分で計画を立てて勉強できるお子さんであれば、高いお金をかけてプロの家庭教師を頼むようなことはおそらくないでしょう(笑)。
なので、家庭教師を頼むお子さんはたいてい

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・ほっておくと普段は全くといっていいほど勉強しない
・塾だとテキストや文房具などを忘れていくことがある
・授業についていけなくなっている科目があるがどこからやり直してよいかわからない
・テストの点数が伸びないがなぜかわからない
・学校や塾の先生に質問できない

というタイプであることが多いです。

なので、普段の指導では、まず簡単な小テストや口頭で質問をして理解度を確認し、今のレベルに適した問題を解かせて、自分で答え合わせをさせ、間違えたところを修正させ、必要があれば解説する、その日か次回に同じような問題(理解度によっては全く同じ問題)をやらせ、基本的な知識を定着させる
ようにしています。

また、問題を解かせる過程で、計算ミスや問題文の読み間違いをしている場合には、お子さんのタイプに合わせてアドバイスをするようにしています。

たとえば、
・ある程度内容を理解しているが問題文の読み間違いや計算ミスが多いお子さん
 →最後までやらせて自分で答え合わせをさせ、自分で間違いを認識してもらう
・普段のテストの点数があまりよくなくて、全体的に自信がないお子さん
 →途中でそれで大丈夫、このあたりちょっと怪しい気がするけど・・というようにヒントを出す
・途中で口を出されるのが嫌なお子さん、自分のやり方を修正されるのが嫌なお子さん
 →最後まで問題を解かせて自分で間違いに気づかせ、よりよいやり方をアドバイスする(押し付けない)

ことを心がけています。

さらに、何度も同じところを間違えるようであれば、別の似たような問題を解かせて、定着度を確認します。

なので、お子さんには押し付けられた形ではなく、自分で知らないうちに正しい方向に導かれながら、気づくと問題が解けるようになっている感覚をつかんでもらって、「できた」ということを実感できるように考えながらやっています。
大人でも自分で納得しないやり方を押し付けられるのは嫌なわけですから当然お子さんも嫌なわけです。

分で「気づく」ことで、やる気を出してもらうことを重視しています。

最後に

家庭教師は毎日お子さんと接しているわけではないので(学校の先生や塾の先生も同じ)、いかにお子さんにやる気を出させるかが重要です。そのため、中間期末テスト対策はもちろん、宿題や日々の指導において教育コンサルタント的な視点でアドバイスをし、お子さんの信頼を得ることが最も重要だと思います。

わからないところをより分かりやすく教えたりするのは学校の先生や塾の先生の方がうまいかもしれませんが、お子さんのタイプを考慮し、よりピッタリのアドバイスをできることがプロの家庭教師の強みだと思います。

学校だと担任の先生と科目の先生、進路指導の先生が分かれていますし、塾だと塾長または教室長と科目の先生が分かれています。また、同時に何人もの生徒を預かっているので、オーダーメイドの指導をうたっていても家庭教師ほど面倒は見られないのが現状です。

さらに、その場でテキスト、プリントをお子さんに全部出させて確認できるのは自宅で教えている家庭教師だけです。

お子さんのタイプにもよりますが、学校や塾、家庭教師のよいところとかかるお金(費用対効果)を検討して、お子さんにピッタリの環境を整えてあげてください。

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